うさぎブログ

抗うアラサー美容オタクの発信場

20万円以上の埋没を考えている方へ

今回も、前回同様 ≪埋没手術≫ について書いていきます。

埋没は気軽にできる人気な手術ではありますが、それが故落とし穴があったり、気を付けないといけないことが多々あります。

美容クリニックで働いているときには、発注や手術道具の準備をしたり、助手として間近で埋没の手術を見ていました。

 

それを踏まえて、20万円以上の埋没を考えている方へ

 

まず、埋没というのは「糸+針+麻酔数ml+消毒液数ml」しか使いません。施術時間は両目2点留めで大体20分前後。原価は1万もしません。糸で括るだけ。そんな施術に20-30万。。私はあまりにも高すぎると思います。

ですが、20万円以上しても別にいいと思っている方もたくさんいますよね。

それはなぜでしょうか?


理由①「一生保証だから」

→ 保証がついてるからといって無料でやり直してくれるとは限りません。緩んだ程度ではやり直し範囲に入らないし、麻酔代を別途とられる可能性もあります。実際、「お客さんが望んでも、なるべくやり直しさせないように誘導しろ」とカウンセラーに指示をしているクリニックもあるそうです。(大手の元カウンセラー情報)例えば、「まだ腫れているだけ、もう少し様子をみてください。」「やり直しは医師の指名はできません。」「やり直しの予約ができるのは3ヵ月後です。」等、様々な理由をつけてやり直しさせない方向にもっていくそう…。もちろん左右非対称に失敗されたとしてもそれはやり直し範囲内ではないので、再手術するにはまたお金がかかります。対処法は、カウンセリング時(同意書を書く前)に保証内容を徹底的に確認すること。たいていは「完全に糸がとれたら」になると思いますが、麻酔代はかかるのか、何度でもやり直しができるのか(※埋没は生涯3回までと言われていますが)同じ医師が担当してくれるのか、などをカウンセラーや医師に確認しましょう。これは≪一生保証≫に限らず、≪〇年保証≫のものでも聞いておくといいと思います。

 

理由②「特別な糸を使っているから取れにくい」

→特別な糸なんてものはありません。基本的には心臓外科用の【7-0ナイロン糸】を使っています。(たまにポリプロピレン製の糸を使っているところもあります)糸の違いで強度が強くなったり腫れづらくなるといったことはないのです。

 

理由③「安い埋没だとすぐにとれる」

→ 糸でとめてるだけなのでとれてしまうのは仕方のないことです。ですが、とれたのは値段が安いからではなく、タイミングです。体質である可能性もあります。高い埋没でもすぐにとれた人なんてたくさんいますし、これに関しては値段は全く関係ありません。

 

理由④「腫れづらい縫い方だから」

→ そもそも埋没には瞼板法(けんばんほう)か挙筋法(きょきんほう)の2種類しかありません。カタカナ名のいろんな埋没名を付けているクリニックが多くありますが、それらは全てネーミング商法と言われています。(スペシャルとかついてると良さそうに感じてしまいますよね)また、縫い方で強度が変わるなんてこともありません。腫れに関しては完全に個人差です。腫れない人は安い埋没でも腫れないし、腫れる人はいくら高い埋没をやっても腫れます。現に私の友達は5万円弱の埋没をしましたが、少し内出血した程度で全く腫れていませんでした。手術したと言われるまで気付かなかったです。(ちなみに私はこの友達と同じクリニックでしましたがそこそこ腫れました。)
ですが、メスを使わなくたって瞼をおもいっきりひっくり返して注射や針をぶっ刺してるんですから、個人的には腫れるのは当然かなと思います。

 

理由⑤「インスタの症例が綺麗だから」

→ その綺麗な症例写真ってアイプチの線が残ってるほど最初からうすい瞼の症例しか載ってなくないですか?分厚くて腫れぼったい目の症例写真をありましたか?それに、いいね数や保存数が多かった全く同じ症例写真を何度も上げているドクターも多くいます。つまり、上手くいった症例写真しか載せていないんです。上手に見えるのも当たり前ですね。

 

理由⑥「当日から化粧できるから」

→ 幹部に当日から化粧するなんて論外だと言う医師もいますし、その埋没法を勧める理由はお客さんのためではなく、そのクリニックで一番"原価率がいい施術だから"です。これは実際とある大手のクリニックで働いているドクターから直接聞きました。そこのクリニックは、売上がいい院の社員旅行は海外、売上のない院は国内旅行なので、みんな必死に原価率のいい施術を推しているそうです。それに安い埋没は基本的に院長クラスはやってくれません。新人の医師がやるか、カウンセリングで必死にアップセルしてくるはずです。


長くなりましたが、結論をいうと私はオススメしません。もちろん高い埋没をして満足している方はたくさんいますが、それは体質や元々の瞼が薄いからであり、決して値段が高い埋没をしたからではないと思います。 安い埋没は恐いという人もいますが、両目2点留め4万円の埋没は安いのではなく、実は妥当な金額なんです。大手など、知名度が高いクリニックが高額な値段設定をしているおかげで、本来妥当である施術代金が安く感じてしまっているだけです。
20~30万、決して安くない金額を(聞こえが悪いですが)ただの糸に使うの、私はすごくもったいないと思います。全切開ですら20万円くらいなのに。私は両目5万円弱の埋没をして3年経ちますが、取れる気配もなく十分満足しています。


☆まとめ

・高ければいいというわけではない

・特別な糸や縫い方なんてない

・一生保証は思ってたんと違うことがあるので要確認